【徹底解説】中小企業のパンフ…
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制作のコツ
[コラム]
本章は、日々、印刷現場でビジネスを展開している創業28年の株式会社ノーブランドがまとめた記事です。実際のビジネスの現場で使える知識ですので、ぜひ、ご参考いただければ幸いです。今回は、パンフレットやカタログ制作の納期管理について解説しました。パンフレットは企業の顔となる重要なツールです。しかし、制作に時間がかかり、知らず知らずのうちに納期が迫ることが多いのが実情です。
本記事では、パンフレット制作の納期をスムーズにするためのポイントと、信頼できる制作会社の選び方について解説します。
日々のパンフレット・カタログ制作の参考にしてください。
目 次
パンフレットやカタログ制作をデザイン会社(制作会社)に依頼する際、納期管理で最も重要なポイントは、事前の明確なコミュニケーションとスケジュールの共有です。これらは見積金額にも影響しますので、一番最初に制作会社と共有しておくべきポイントです。
他にも、納期管理で重要なポイントがありますので以下に解説いたします。これらのポイントを押さえることで、納期の遅れを防ぎ、スムーズなパンフレット制作が実現できます。
デザイン会社(制作会社)との打ち合わせ時に、制作の全体スケジュールを決めることが重要です。
できれば、一番最初、着手前に情報共有してから始めます。
例えば、
など、各ステップ事に締め切りを明確に設定し共有することが大切です。
特に、提出日や締切日を決める時には、営業日や休日(祝日)なども意識して設定しましょう。
日にちだけで決めると、『修正依頼の締切日が休日だった!』という事にもなりかねません。
ただし、特に希望納期が無い場合は、その事も事前にデザイン会社(制作会社)に伝えましょう。
締切に追われずに、ゆっくりと進行したい場合は、そのことも互いに共有しておきます。
「校了」(こうりょう)とは、出版や印刷の分野で使われる専門用語で、原稿や校正作業が最終的に完了し、これ以上の修正や変更を加える必要がない状態を指します。具体的には、編集者が何度か校正を行った後、最終的なチェックを行い、問題がないと判断された段階が「校了」です。カタログやパンフレット制作の現場では、必ず、発注者であるお客様の合意が必要になります。
この段階をもって、印刷会社などに本番印刷や出版を依頼する準備が整うということになります。
「校了」となると、その後は変更を加えられないため、非常に重要なタイミングです。
簡単に言うと、「校了」は「原稿の最終確認が完了した状態」を意味しています。
プロジェクトが進む中で、進捗確認を定期的に行うことで遅延を防ぐことができます。
毎週や決まった日に確認するなど、進捗状況を把握することが大切です。
制作開始時に、校了日までのスケジュールをしっかり固めて進行する場合は、そのフローチャートを確認しながら進みます。
事前にスケジュールをしっかりと固めずに、状況に応じて変動しながら進む場合もありますので、その場合は、適宜、メールや電話などでコミュニケーションをとりながら進めるといいでしょう。
情報共有ができているかがポイントです。
パンフレットやカタログの制作は、クリエイティブな作業の現場です。
こうした場面では、急なデザイン修正が入ることがよくあります。どれだけ入念に準備しても、後から「やはり修正した方がいい」と感じることがあるからです。
こうした予期せぬ修正が発生した場合でも、修正に必要な時間を見込んで、余裕のあるスケジュールを立てることが大切です。
また、トラブルを避けるために、事前にデザイン会社と修正回数や内容について合意しておくことも重要です。契約書や見積書に記載されている修正回数を必ず確認し、作業開始前に合意しておきましょう。
プロジェクトごとに、修正回数の契約内容はデザイン会社によって異なります。そのため、各クリエイターやデザイン会社に、見積書や契約書に含まれる修正回数を確認することは欠かせません。
パンフレットやカタログに掲載するテキストや写真などをお客様が用意する場合、素材の提出日を守ることが納期に大きく影響します。
素材の提供が遅れると、デザインスケジュールにも確実に影響が出ます。そのため、お客様とデザイン会社の間でスケジュールをしっかり合意し、管理を徹底することが大切です。
ただし、まれに素材が予定通り集まらないこともあります。その際は、早めにデザイン会社に連絡し、スケジュールの調整や、遅れても納期に間に合うような対策を一緒に考えてもらいましょう。
万が一、納期に遅れが生じた場合の対応策や、トラブル発生時の連絡体制を事前に確認しておくことで、予期しない事態にも迅速に対応できます。また、スケジュール進行中に急に確認が必要になることもあるため、納期が厳しい場合には、緊急連絡先をデザイン会社に伝えておくことも重要です。(ただし、双方の負担を考え、できるだけ避けるようにしましょう。)
特に展示会向けのパンフレット制作では、展示会の日程を変更することはできません。そのため、通常よりも余裕を持って制作を開始することが何よりも重要です。
さらに、スケジュールが順調に進んでも、予期せぬ災害などで物流に影響が出ることもあります。その結果、印刷物の納品が遅れる可能性があるため、少なくとも1週間程度の余裕を持ったスケジュールで取り組むことをお勧めします。
パンフレットやカタログの制作は、主に以下の4つの大きな工程に分けられます。細かいステップもありますが、ここではポイントを絞って解説します。
各工程には、お客様が担当する作業とデザイン会社(またはデザイナー)が担当する作業があります。以下では、お客様が行う作業に焦点を当てて説明します。下のチャプターで項目ごとに解説します。
パンフレットやカタログ作成における「企画・構成の立案」は、プロジェクト全体の成功を左右する重要なステップです。以下に、企画・構成の立案の具体的な内容と注意すべきポイントを解説します。
パンフレットやカタログ制作の目的を明確にし、ターゲット層や伝えたいメッセージを整理しましょう。
何を伝えたいのかを明確にし、1)販売促進、2)ブランド認知、3)イベント告知などの具体的な目標を設定します。
特に、誰に対して訴求するかを正しく定めましょう。年齢層、性別、職業、ライフスタイルなど、ターゲットとなる顧客層に合わせた内容作りが重要です。併せて、同業他社のパンフレットやカタログの内容を調査して、自社の強みを効果的に伝えられるような差別化を図るとなお良いです。
デザインの方向性や全体のトーン、メッセージを統一し、読み手に一貫したイメージを持持たせるためのデザインコンセプトを決めましょう。シンプルさや情報量、デザインの視覚的なインパクトも検討します。
構成の段階では、パンフレットやカタログ全体のページ構成や情報の配置を計画します。
各ページにどのような情報を載せるかを決めます。例えば、表紙、目次、商品の紹介ページ、問い合わせ先などのレイアウトや流れを決定します。
どの情報が重要か、優先順位を明確にして、重要な情報を目立たせます。読者にとって一番重要なメッセージがすぐに伝わるように、強調する部分を決めます。
写真、イラスト、図表などの視覚的要素をどのように配置するかを考えます。テキストとビジュアルのバランスを取りながら、魅力的で読みやすいデザインを心がけます。
パンフレットやカタログ全体を通してデザインやメッセージが一貫していることが重要です。パンフレットやカタログのトーンやビジュアルが他のマーケティング資料と調和しているかを確認しましょう。
また、どの情報が顧客にとって役立つかを常に意識し、顧客目線で構成を考えます。自社が伝えたいことではなく、顧客が知りたいことに焦点を当てることが大切です。そのためにも、テキストと画像のバランスを考え、余白を活用して視覚的に負担の少ないレイアウトにします。フォントサイズや行間、カラーも見やすさを意識して調整します。
また、企画の段階で、使用する紙質や印刷方法(例えば、グロス加工やマット加工など)を検討しておくと、最終的な仕上がりのイメージが具体的になります。これによってデザインに反映すべき要素が変わってくる場合もあります。
このように、企画・構成の立案段階でしっかりと準備を行うことで、パンフレットやカタログの質を高め、最終的な成果物が目的に合致したものになります。
パンフレットやカタログの原稿を作成する際には、内容が明確で魅力的であり、視覚的にも見やすい構成にすることが重要です。
“誰に向けて”、“何を伝えたいのか”を最初に明確にします。
狙うターゲット層(顧客、読者など)を明確にした上で、そのニーズを意識し、パンフレットの目的(商品紹介、サービス案内、イベント告知など)を中心に構成しましょう。
言葉は短くシンプルな文章にします。
読む人にすぐに伝わるようにしましょう。
冗長な説明や複雑な言い回しを避け、具体的で分かりやすい表現を心がけます。
見出しや小見出しを使って内容を整理し、読者が必要な情報をすぐに見つけやすくします。
紙面の中で最初の目に留まるのがキャッチコピーです。
ターゲットの興味を引き、パンフレット全体に関心を持たせる強いフレーズを使いましょう。
キャッチコピーは、内容の核となるメッセージを伝えるものにします。短く、インパクトがある言葉を選ぶと効果的です。
写真やイラスト、グラフなどの視覚的要素を効果的に使い、情報をわかりやすく伝えましょう。
パンフレットにいれる画像は品質の高いものを選ぶことも重要です。
内容が整理されて見えるように配慮します。
商品やサービスの利点や特徴を強調し、読者が何を得られるかを具体的に伝えます。
価格、品質、便利さなど、ターゲットにとって重要なポイントに焦点を当てます。
「○○でお困りの方へ」「○○でお悩みの方に最適」といった読者の課題を示し、それに対する解決策としてのメリットを打ち出すのも効果的です。
パンフレットを読んだ後に何をしてほしいか(購入、問い合わせ、ウェブサイト訪問など)を明確に伝えます。具体的な指示や問い合わせ先、ウェブサイトのURL、QRコードなどを目立つ場所に配置しましょう。
「今すぐお電話ください」「詳細はこちらから」などの具体的な行動を促すフレーズを入れると効果的です。
最後に、内容の整合性や誤字脱字を確認することが最も重要です。第三者にチェックしてもらい、文章の流れやわかりやすさを客観的に評価してもらうと、より質の高い原稿が完成します。
パンフレット・カタログ制作における素材の品質は、最終的な仕上がりに大きく影響します。
魅力的でプロフェッショナルなパンフレットを作成するためには、適切な素材の選定と準備が非常に重要です。
パンフレットに掲載する画像や写真は、パンフレットの質感や印象を左右するため、高解像度のものを準備しましょう。最低でも300dpi(印刷に適した解像度)の画像が必要です。低解像度の画像を使用すると、印刷時にピクセルが目立ち、粗く見えてしまいます。
プロのカメラマンによる写真や、信頼できるストックフォトサイトからの購入画像を使用することで、パンフレット全体の品質が向上します。
企業やブランドのロゴやカラーパレット、フォントなど、ブランドガイドラインに従った素材を整備しましょう。ロゴデータはベクター形式(.ai、.eps、.svg)など、拡大縮小しても劣化しないフォーマットで準備することが望ましいです。
ブランドカラーやフォントを統一することで、一貫性のあるデザインが可能になり、ブランドイメージが強化されます。
パンフレットの雰囲気やテーマに合ったグラフィックやイラストを事前に用意しておくと、視覚的に魅力的なデザインが作成できます。これらも高解像度のものを使用し、印刷品質に耐えるものを選びましょう。
もし独自のイラストやアイコンが必要な場合は、プロのデザイナーに依頼するか、商用利用可能なライセンスのある素材を使用します。(これらはすべてデザイン会社が提供してくれる場合もありますので、契約前に確認しましょう)
使用するすべての素材(画像、テキスト、グラフィック等)が、適切に使用許可を得たものか必ず確認しましょう。特に、インターネット上で入手した素材は著作権がある場合が多いので、無断使用を避け、適切なライセンスを取得した上で使用します。
著作権に問題がない素材を使用することで、後々のトラブルを避けられます。
パンフレットにQRコードを挿入する場合は、リンク先のページがしっかり整備されていることを確認し、コードが正確に機能するかテストしておきます。また、連絡先やウェブサイトのURLも正確に記載し、アクセスしやすい位置に配置します。
パンフレット制作におけるデザイン作成は、視覚的な魅力と情報の伝わりやすさを両立できるよう、デザイナーに依頼しましょう。
パンフレットのデザインは、ターゲットとなる読者に合わせることが大切です。
例えば、若年層を対象にする場合は、カラフルでモダンなデザインが効果的です。一方、ビジネス向けの場合は、シンプルで洗練されたデザインが好まれます。
読者の興味やニーズを考慮し、それに応じたレイアウトやビジュアル要素を選定します。どのようなデザインが良いか分からない場合はデザイナーに相談しましょう。
企業やブランドのパンフレットの場合、ブランドイメージに合わせた色使い、フォント、デザイン要素を統一することが重要です。企業ロゴやブランドカラーを効果的に使い、他のマーケティングツールと一貫したデザインにすることで、ブランド認知を高めることができます。
デザインの一貫性があると、パンフレットがプロフェッショナルな印象を与えます。
デザインが複雑すぎると読者は理解しにくくなります。そのため、シンプルで分かりやすいレイアウトを心がけます。余白(ホワイトスペース)を効果的に使うことで、視覚的にすっきりとしたデザインに仕上がります。
情報を過度に詰め込まず、重要なポイントが目立つようにレイアウトを調整しましょう。(原稿作成の時から注意が必要です)
表紙は読者が最初に目にする部分なので、最も重要です。
表紙デザインが魅力的であることは、パンフレットを手に取ってもらうためのカギとなります。パンフレットのテーマや内容を反映したキャッチコピーや、印象的なビジュアルを使い、表紙に興味を持たせる工夫が必要です。
ただし、デザインが過剰になりすぎず、内容と調和することが大切です。あまりにも奇をてらったデザインは、逆効果になる場合があります。ターゲット層に合わせたデザインにしましょう。
カラーは視覚的な印象に大きな影響を与えるため、目的に合った配色を使用しましょう。例えば、信頼感を与えたい場合は、青系やグレー系の色が効果的です。活気を出したい場合は、赤や黄色などの鮮やかな色が適しています。
カラースキームは2~3色に絞り、統一感を持たせるとバランスの取れたデザインになります。また、文字と背景のコントラストを強調して、読みやすさも確保しましょう。
読みやすさを第一に、シンプルで見やすいフォントを選びます。フォントは2~3種類までに抑え、見出し、本文、キャッチコピーなどでフォントの役割を明確に分けると効果的です。
また、フォントサイズにも注意し、重要な情報(見出しやキャッチコピー)は大きく、詳細な情報(本文)は少し小さめに設定します。
読者が一目で重要な情報を把握できるように、情報の優先順位を明確にしてデザインします。見出しや強調すべきポイントは目立つように大きなフォントや鮮やかな色を使い、その他の情報は適切な位置に配置します。
情報を整理し、読者が読み進めやすい構成を考えましょう。
文章とビジュアルのバランスを取ることが大切です。テキストが多すぎると読むのが大変に感じられますし、逆に画像ばかりでは情報が伝わりにくくなります。文章、画像、空白を適切に配置し、見た目のバランスが取れたレイアウトを意識しましょう。
パンフレット全体を通して、内容が詰まりすぎず、呼吸ができるデザインにすることがポイントです。
パンフレット・カタログ制作における校正・修正のコツは、誤字脱字を防ぐだけでなく、内容が効果的に伝わり、デザインと調和することを確認するために非常に重要です。以下のポイントに沿って取り組みましょう。
文章が長すぎると読者が疲れてしまうため、短く、要点を絞った文章にしましょう。
専門用語の使用には特に注意します。ターゲット層によっては、わかりやすい言葉を選ぶことが大切です。
重要な内容やキャッチフレーズが埋もれていないか確認し、適切に強調されているかをチェックします。
一度の校正では見逃してしまいますので、時間をおいて複数回確認するのが効果的です。
数日後に再度チェックすることで、リフレッシュされた視点で誤りに気づきやすくなります。
さらに、第三者に読んでもらうと、見落とした誤字脱字や文法ミスが発見されやすくなります。
テキストが多すぎてレイアウトが崩れていないか、または逆に余白が多すぎてバランスが悪くなっていないかを確認します。適度な余白は読みやすさを向上させます。
また、フォントが読みやすいか、適切なサイズであるか確認しましょう。タイトルや見出しは強調され、本文は読みやすいフォントを選ぶことが大切です。
文体やトーンがページ全体で一貫しているか確認します。カジュアルな部分とフォーマルな部分が混在していないか気をつけましょう。また、数字の表記(例:半角・全角)、カタカナの使い方、句読点など、細かい部分の統一感を保つことも重要です。
文章が隣接するビジュアルと適切に関連しているか、誤解を招く配置になっていないかを確認します。
キャプションや説明文の配置: 写真やイラストに対する説明が正確で、わかりやすい位置にあることをチェックします。また、画像にへんな映り込みやゴミなどはないかなどもチェックします。個人情報などのモザイク処理が必要な箇所もチェックしましょう。
パンフレットの目的が「購入」「問い合わせ」「イベント参加」などの場合、読者に行動を促すCTA(Call to Action)が明確かどうか確認しましょう。連絡先やウェブサイトのURLが正しく記載されているかも重要です。QRコードなどを掲載している場合は、正しく読み取るかも確認します。
パンフレット・カタログ制作における一般的な納期(タイムライン)は、プロジェクトの規模や複雑さによって異なりますが、通常は以下のようなステップに分かれ、数週間から数ヶ月かかることが一般的です。
目的やターゲット、パンフレットの内容やページ数、デザインの方向性などを明確にします。
コンテンツの企画・構成案の作成: 内容の大枠を決め、文章や写真、イラストのレイアウトを考えます。この段階では、情報がどのように構成されるかを具体的に話し合い、見出しや節の配置も考慮します。
カラースキーム、フォント、レイアウトスタイルなど、全体のデザインの雰囲気を決定します。実際にパンフレットのラフデザインを作成し、クライアントに提案します。初稿ではレイアウトとビジュアルの全体像が分かるようにします。
初稿を基に、クライアントからのフィードバックを受け取り、誤字脱字やデザインの微調整を行います。内容やデザインがクライアントの期待に沿っているかを確認するため、数回の修正が必要になることが多いです。
色やフォントサイズ、写真の配置など、細かい部分を最終的に調整します。
クライアントの最終確認を経て、印刷に適したデータを作成します。印刷所への入稿に必要な解像度やカラーモード(CMYK)、トンボ(トリムマーク)などを正しく設定します。
印刷会社に入稿後、印刷が行われます。デザインによっては、特殊な印刷技術(箔押し、エンボス加工など)を使用する場合もあります。
印刷が完了したら、クライアントに納品します。必要に応じて配送や指定された場所への納品も行います。
パンフレットやカタログ制作の納期を延長させずに、予定通り、決まった納期に間に合わせるためには、以下のようなポイントがありますので参考にしてください。
デザイン制作会社(デザイナー)との打ち合わせや指示が遅れると、スケジュール全体に影響が出るため、こまめな連絡が大切です。納期を決める際は、制作会社としっかりと確認し、スケジュールをすり合わせておきましょう。納期に厳密さが求められない場合でも、おおよその完成予定を共有してから制作を始めるのが安心です。
原稿や素材を揃えておくことで、制作のスピードアップにつながります。
初期段階で明確な方向性を共有し、修正回数を減らすことが納期短縮につながります。
パンフレットやカタログ制作を成功させるためには、信頼できる制作会社を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考に、最適なパートナーを見つけましょう。
●実績やレビューを確認しましょう。
制作会社の過去の実績やポートフォリオをチェックし、あなたの求める品質やデザインスタイルに合っているか確認しましょう。また、GoogleMapsのレビューやクライアントの声も参考になります。
●納期に関する柔軟な対応が可能か確認しましょう。
プロジェクトのスケジュールに余裕がない場合は、納期に柔軟に対応できる会社を選ぶことが重要です。迅速なコミュニケーションも評価基準の一つです。必ず、対応可能かどうかの確認をして選択しましょう。
●自社の業界に精通しているか確認しましょう
業界に特化した知識を持つ会社は、ターゲット顧客に響くデザインや内容を提案してくれます。同業界での経験が豊富かどうかを確認しましょう。
●スピード重視のプランがあるか確認しましょう。
納期が迫っている場合、短納期対応のプランを用意している制作会社を選びましょう。制作スケジュールを明確に示し、迅速かつ的確に対応できるかがポイントです。ただし、引き合いの多い会社は、常にスケジュールが埋まっている傾向があります。できるだけ良い会社を選ぶためにも余裕をもって業者リサーチをしましょう。
●プロジェクトの優先度を調整できるか確認しましょう
緊急案件においてもクオリティを落とさずに対応できる体制が整っているか、事前に打ち合わせで確認しておきましょう。
制作会社を選ぶ際は、信頼性、柔軟性、業界経験、短納期対応力を基準に判断することが大切です。信頼できるパートナーと協力し、効果的なパンフレットやカタログを作り上げましょう。
制作スケジュールをスムーズに進め、納期を守るためには、制作会社との連携が非常に重要です。以下のポイントを押さえて、効率的に進めましょう。
できるだけ、余裕を持ったスケジュールを提示するほうが無難です。
希望納期を制作会社に伝える際は、予期せぬトラブルや修正時間を考慮し、余裕を持ったスケジュールを設定しましょう。
特に印刷物の場合、印刷・納品の期間も含めて逆算することが大切です。
また、優先順位を明確にしましょう。
必須の要件(例: 初校の提出日や最終確認の締め切り)を制作会社に共有し、スケジュール上の重要なポイントを明確に伝えます。
●コミュニケーションツールを活用しましょう
メールや電話だけでなく、チャットツールやプロジェクト管理ツールを活用することで、リアルタイムの進捗確認やタスク管理がスムーズになります。
●担当者との定期的な進捗確認
定期的なミーティング(オンラインまたは対面)を設定し、進捗状況を確認する場を設けます。これにより、認識のズレを防ぎ、問題が発生した際にも迅速に対応できます。
●資料やフィードバックを迅速に提供
デザイン素材や原稿を速やかに提供することはもちろん、フィードバックも期限内に行うことで、スケジュールの遅延を防ぎます。
●修正点の優先順位を明確に
修正内容が多い場合は、優先順位を付けて伝えることで、効率的な対応を促します。
余裕のあるスケジュール設定と迅速なコミュニケーションが納期遵守の鍵です。
コミュニケーションツールを活用し、進捗状況をリアルタイムで把握することで、スムーズなやり取りが可能になります。
明確な指示と迅速なフィードバックを心掛け、制作会社との信頼関係を築きましょう。
これらを意識することで、スケジュール通りに高品質な成果物を手にすることができます。
当社では、短納期を希望されるお客様にも、できるだけお応えできるように心がけています。
(ただし、物理的に難しい場合はお受けできない場合がございます)
また、納期を短縮するためのノウハウを蓄積しておりますので、お客様のご事情にあわせて対応いたします。お気軽にご相談ください。
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